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だらりぬたりとあゆめばたいだらくにちごのこわだかおぼゆにおもし
にそくさんすんきをつけならえにまなびのにわ
あさゆうきりのつかえにつかれ
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月読橋

糸揺れる雨の粒
宵は女の子が渡ります
振り向くべからず
振り向くや皆の男がわらいます

二歩する度に口許あやめ
かかと離れて首の桐壷
着物は稲穂を隠して候

月読橋を終えましたら
あの方流れて仕舞いましょう

女や男をわらいましょう
咳が
ひどくて
しんどいの


おばあちゃんにいったら
こちらへおいでと言われて

上手く呼吸が出来ないなら
魚に成ってお終いと
冷たいおふろばへ
放たれた

おかあさんが
朝くれたフルーツジュースは冷たくて
似てたの
舌にふれるオレンジのあじ


水中から顔を出したら
うまく呼吸が出来なくて
目の中に入る酸素がぷつぷつ水泡を作るのがおもしろかった

魚になってお終いと
背を押したおばあちゃんの手は
とても温かな人間だった


おかあさん
フルーツジュース

海の向こうで山が咲く

川の底に夕日が沈む

歩いておくれ

花の君

うそぶく声を掻き消す

さよならの言葉を告げるひなぎくの束

口約束を青い指がぴりぴりと

破き契った思い出が地に落ちる



黙(しじま)

の様な心地の心臓と

不朽かと思わるる肺

工場コンビナートにくべろう


製品に成って商品に成れば

ありふれた幸福も恒久へ移行されよう
彼と会ったのはそれから24年の歳月が流れてからであった。
私は時通り彼女の面影を探すことがある。
公園で、町で、或いは家の片隅でさえも、
スキあらば入りそうな彼女の姿を追いかけて居る。

そんな私を相変わらずで結構、と彼は微笑み上辺のみの言葉を放った。
コーヒーが、腹の中でベタ付く。
悲しみなんていつの頃かしら、どうだって関係のないシロモノだった。

「どうかしら。」

理性よりも口から声が先に出る。

「林の中でうずもれないか。」

「それもいいけど」

「あなたと終わってみるのも幸ね。」

自転車のホームをくすぐる様な
そんな淡い嘘っぱちなんてもう止めたらどれだけ世界は正常かしらん。

風と流れと四つの季節。
花と雪と松の焼け野原。

もういいわ、私はふっと溜め息漏らして。
「散歩に行きませんか。
 レインコートは持ってるの。」

と遠慮がちに彼に提案すると、思いもよらず少年の様な顔でこちらを見、

「それは宜しい。いや、実に宜しい考えだ。」

なんて言うんですから。
私はいよいよ切なくなったの。


トレインがレールの上を歩く間にトゥワイス二人は水底にどポん。
白昼夢。


「大丈夫かい?」
心配そうに彼は私の瞳をのぞき。

「――――‥ええ、少し、
 そうね、もういいの。」

私は気丈に振る舞うと、彼は頬をゆるませ

「よかった。」

と小さな声で呟き笑った。




眠れない夜がツヅクのね

いいえ、

きゅうに夜中にどきんと目がさめるのよ。

じゃあ報せだわ、
おいで、
3時を周り目覚めた夜は報せが届いている


小窓を開けた墨色の空には隙間が出来て、あなたを迎えにやって来る


いってらっしゃい、

僕たちはここで待っているよ



白鳥が翼をざわめかせ案内を

サソリが惑う事なき道標を

モミの木は静かにオーロラを呼んで

ささやかな歓迎をその子に贈る

霜柱の中の住人は東の暗闇から眠たい顔を上げて

空を舞うあの子の為に手を繋ぎ合わせて

草原の上で一面に形を作って立っている


点と点とをつなぐ夜

線と線とをむすぶ夜


あなたの会いたい場所に連れていってあげる


このまま進んで。

あの青い風が向かうところにいっしょに行くの。


月が半分割れて片方は墨に染まって消えた

北の方角が輝く季節はまだ夜は深い

もう少しお供しましょう、ミミズクが森林の内奥に身を潜めながら

あなたの耳元に聴こえるように
永く歌い古した音譜の断面を囁いている


明日と今とを繋ぐ夜

昨日と今日を分ける夜


白鳥と共に宙を廻っていた風が薄紫に変わり始めて、

それでもまだ眠っていた霜柱たちが揃って起き始める

そろそろ闇に染まっていた半分の月が藍色に滲んで、

今度は赤紫に染まり出す

さぁもうお帰り、

白鳥の羽毛にくるまるのはあと少しだけ


西の底から光が伸びて、全てを包んで容づけるまえに

おかえりなさいと駆け寄る僕たち

小窓から元いた場所へ

おやすみなさいと白い手が頭を撫でる


今度いつあえるの。


報せが届くわ、

あなたの偲び寄る不穏が目を覚ます刻に



耳元は赤い色に染まってその子は少し寒かった。

ひとつ小さくくしゃみをして、


小窓から見える星座たちに言葉をいって消えるのを見届けたあと

ベッドにくるまって眠りについた。




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プロフィール
お名前:
ハダリィ
年齢:
217
性別:
女性
誕生日:
1800/06/14
職業:
学徒
自己紹介:
アンバランスな日常を打開する為の世界観。
ただのお遊びと存じて下さいな。
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